フードロスとは
最近、フードロスについてよく耳にするけれど、どのくらい深刻な問題なの?
そんな疑問に答えるため、フードロスにまつわる数字を探してみました。
(少なく見積もっても)毎年作られる食料の1/3が捨てられています。
これは量にして、実に13億トンです。
フードロスとなる食べ物の1/4でも有効利用できたら、
世界中で飢餓に苦しんでいると言われる7億9500万人(2016年1月時点統計)のお腹を十分に満たすことできます。
この、一度も食べられることなく捨てられてしまう食料を作るために、
140億haの土地が使われています。これは日本の国土面積の37倍です。
同じように、フードロスとなる食料を作るために、
250km3もの淡水が使われています。これは琵琶湖の水の9倍です。
同じように、これらの食料を作るために、
約33億トンの温室効果ガス(二酸化炭素換算)が排出されています。
もしもフードロスが一つの国だったら、アメリカ、中国に続いて三番目に大きい温室効果ガス排出国です。
フードロスによる経済損失(水産物を除く)は、市場価格で1兆USドルにもおよぶとされています。これは、スイスのGDPに等しい規模です。
日本のフードロス(=食品ロス、642万トン/年)のうち実に約1/2(312万トン)が、家庭から排出されています。